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日本人初のCT参戦から10年目に五十嵐カノアが仕掛けた「Red Bull Surf Jam」|次世代育成とロサンゼルス五輪への構想

日本人初のCT参戦から10年目に五十嵐カノアが仕掛けたRed Bull Surf Jamのアイキャッチ画像

みなさんこんにちは!1173lifeです!

2016年、当時18歳の五十嵐カノア選手が、日本人として初めてCT(チャンピオンシップツアー)参戦資格を獲得したとき、CTに挑戦する日本人選手は五十嵐選手ただ一人でした。あれから10年。今の五十嵐選手は、自らイベントを主催し、日本のジュニア世代を育てる立場になっています。

2026年7月11日、静岡県の静波サーフスタジアムで開催された「Red Bull Surf Jam」は、その象徴とも言えるイベントでした。大会後、SURFMEDIAが五十嵐選手への独占インタビューを公開しています。この記事では、五十嵐選手のCTデビューからの歩みを振り返りつつ、Red Bull Surf Jamに込めた想いと、ロサンゼルス五輪への構想を整理していきます。

この記事のポイント

  • 五十嵐カノア選手は2016年、日本人として初めてCT参戦資格を獲得し、最年少・アジア人初でCTデビューを果たした
  • デビュー戦のビラボン パイプ マスターズで準優勝、2019年にはCT初優勝を飾っている
  • CTデビューから10年を経て、自ら「Red Bull Surf Jam」を企画しジュニア世代の育成に取り組んでいる
  • レオナルド・フィオラヴァンティ選手とジャック・ロビンソン選手を「日本のため」に招待したエピソードがある
  • 【7月18日追記】3選手は1997年生まれの幼なじみで、12歳頃から共に世界を目指してきた仲だった
  • 2026年シーズンはアジア競技大会を最優先し、ロサンゼルス五輪の出場枠獲得を見据えている

ここからは、五十嵐選手のこれまでの歩みと、インタビューの内容を詳しく見ていきましょう。

五十嵐カノア選手が「日本人初のCT選手」になるまでの歩み

五十嵐カノア選手が日本人初のCT選手になるまでの2015年から2026年の年表インフォグラフィック

結論から言うと、五十嵐選手は2015年のクオリファイングシリーズで年間7位という成績を収め、日本人として初めて2016年のCT参戦資格を獲得しました。

Wikipediaの経歴情報THE SURF NEWSのインタビュー記事によれば、五十嵐選手は2016年、当時18歳の史上最年少・アジア人として初めてCTに参戦し、いきなり最終戦のビラボン パイプ マスターズで準優勝、年間20位という好成績を残しています。その後2019年にはCT初優勝を達成し、以降CT常連の実力者として活躍を続けています。

できごと
2015年クオリファイングシリーズで年間7位。翌年のCT参戦資格を日本人として初めて獲得
2016年18歳・史上最年少・アジア人初としてCTデビュー。最終戦パイプマスターズで準優勝、年間20位
2019年CT初優勝
2020年・2024年東京オリンピック・パリオリンピックに出場
2026年CT参戦から10年目の節目。自ら「Red Bull Surf Jam」を企画・開催

デビュー当時、CTという世界最高峰の舞台に挑む日本人選手は五十嵐選手ただ一人でした。その孤独な挑戦から10年を経て、次は自分が後進を育てる番だという意識が、今回のRed Bull Surf Jamの企画につながっているようです。

「Red Bull Surf Jam」とはどんなイベントなのか

五十嵐カノア選手が見据える次世代育成とロサンゼルス五輪への構想を示すインフォグラフィック

結論から言うと、「Red Bull Surf Jam」は、スケートボードの世界で親しまれている「ジャムセッション」という文化を、サーフィンに持ち込んだイベントです。

通常の大会のようにヒートを組んで勝敗を競うのではなく、複数のサーファーが同じ波の中で自由にライディングを見せ合う形式が特徴です。今回のRed Bull Surf Jamでは、世界トップクラスのCT選手と日本のジュニアサーファーが同じセッションに参加し、SURFMEDIAのインタビューによれば「みんな同じサーファー」という空気を作ることが狙いだったといいます。

五十嵐選手は今回のイベントを自ら企画したことについて、レッドブルというブランドが大会だけでなく自分がやりたいことを聞いてくれる存在だと感じていることをインタビューの中で明かしています。CT参戦11年目を迎えたトップ選手が、こうした草の根的な育成活動にも力を入れている点は、日本のジュニアサーファーやその親御さんにとっても心強いニュースではないでしょうか。

五十嵐カノア選手が世界トップ選手を「日本のため」に招いた理由

結論として、五十嵐選手が今回のイベントにレオナルド・フィオラヴァンティ選手とジャック・ロビンソン選手を招いたのは、日本のジュニアサーファーに世界トップレベルのサーフィンを間近で体感してもらうためです。

SURFMEDIAのインタビューによれば、五十嵐選手は両選手を誘う際に「日本のサーフィンの未来のため」と伝えたところ、二人は即座に日本行きを快諾したとのことです。CTという同じ舞台で長年しのぎを削ってきた選手同士だからこそ成立する、信頼関係にもとづいた招待だったといえそうです。

【7月18日追記】二人が即断した理由を裏づけるように、THE SURF NEWSが公開したフィオラヴァンティ選手の独占インタビューで、興味深い事実が明かされています。1997年生まれの五十嵐選手・フィオラヴァンティ選手・ジャック・ロビンソン選手の3人は、12歳頃から世界を目指してきた幼なじみだというのです。単なるビジネス上の招待ではなく、10代の頃から互いに競い合い、高め合ってきた関係性が、今回の即断即決の来日につながっていたことになります。

フィオラヴァンティ選手はRed Bull Surf Jamへの参加直後、CT第5戦「Surf City El Salvador Pro」で優勝、第6戦「VIVO Rio Pro」で準優勝し、自身初となるランキング1位(イエロージャージ)を獲得しました。世界ランキング1位の選手が、ランキング争いの真っ只中に日本での育成イベントへ足を運んでいたという事実は、五十嵐選手が築いてきた信頼関係の厚みを物語っています。

1173さん
1173さん

2016年当時「日本人がCTに挑戦する」ということ自体が異例だったはずなのに、10年でここまで環境を変えようとしているのはすごいことだと思う。ジュニア世代が世界トップの滑りを間近で見られる機会って、映像で見るのとは全然違う学びがあるはずだよ。

日本人初参戦から10年、五十嵐カノア選手が見据える次世代育成とロサンゼルス五輪

結論として、五十嵐選手は2026年シーズンをアジア競技大会が最優先と位置づけ、その先にロサンゼルス五輪でのメダル獲得を見据えています。

SURFMEDIAのインタビューによれば、五十嵐選手はアジア競技大会を「今年、一番大切なイベント」と位置づけており、この大会でのオリンピック出場枠獲得に照準を合わせているとのことです。オリンピックのサーフィン競技における予選システムについては、LA28予選システムの仕組み解説記事でも詳しく整理していますので、あわせてご覧ください。東京オリンピック・パリオリンピックでの経験を踏まえ、五十嵐選手は「金メダルを狙える」という確信を得ているとインタビューの中で語っています。

そしてもう一つ、五十嵐選手が力を入れているのが日本サーフィン界全体のレベルアップです。インタビューでは、ブラジル勢が世界的に強い理由について「お互いが刺激し合ってレベルアップしているから」と分析しています。ブラジルでは若手選手同士が切磋琢磨する環境が確立されており、そこから次々とCTクラスの選手が育っているという構図です。

10年前、CTに挑戦する日本人が自分一人だったからこそ見えている景色があるのだと思います。五十嵐選手は日本でもブラジルのような環境を作りたいと考えており、今回のRed Bull Surf Jamのように、トップ選手とジュニア世代が直接触れ合える場を継続的に作ることが、その第一歩だと位置づけているようです。CTの仕組み自体について詳しく知りたい方は、WSL・CTの仕組みをやさしく解説した記事もあわせてご覧ください。

五十嵐カノア選手は今も日本人唯一のCT選手ですか?

2016年のデビュー当時は日本人唯一のCT選手でしたが、現在のCT出場選手の国籍構成は毎年変動します。最新のCT出場選手リストは、WSL公式サイトでご確認ください。

「Red Bull Surf Jam」は今後も開催されますか?

2026年7月時点では、継続開催についての正式な発表は確認できていません。今後の開催予定は、五十嵐選手や主催者の公式発表でご確認ください。

五十嵐カノア選手のロサンゼルス五輪出場は確定していますか?

2026年7月時点では、アジア競技大会での結果などを経て出場枠が決まる見込みで、出場が確定した情報ではありません。最新の予選状況や出場選手については、必ず公式発表でご確認ください。

日本人初のCT選手・五十嵐カノアが見据える次世代育成と五輪挑戦のまとめ

  • 五十嵐カノア選手は2016年、日本人として初めてCT参戦資格を獲得し、最年少・アジア人初でデビューした
  • デビュー戦のパイプマスターズで準優勝、2019年にCT初優勝を達成している
  • CTデビューから10年目の節目に、自ら「Red Bull Surf Jam」を企画・開催した
  • スケートボードのジャムセッション文化をサーフィンに導入し、CT選手とジュニア世代が同じ波で交流する場を作った
  • レオナルド・フィオラヴァンティ選手・ジャック・ロビンソン選手を「日本のため」に招待した
  • 【7月18日追記】3選手は1997年生まれの幼なじみで、12歳頃から共に世界を目指してきた仲。フィオラヴァンティ選手は来日直後にCTランキング1位を獲得
  • 2026年シーズンはアジア競技大会を最優先し、ロサンゼルス五輪の出場枠獲得を見据えている
  • 東京・パリでの経験から「金メダルを狙える」という確信を得ている
  • ブラジル勢の強さを「お互いが刺激し合ってレベルアップしている」と分析している
  • 10年前は自分一人だったCT挑戦を、日本サーフィン界全体の底上げにつなげたいという構想がある
  • 継続開催や五輪出場の確定情報は今後の公式発表を待つ必要がある

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