
みなさんこんにちは!1173lifeです!
最近はいろんなYoutuberがテイクオフやパドルのコツを解説してくれるようになり、サーフィン上達のインフラとしてもYoutubeを活用できる時代になりました。
しかし、サーファーによってコツやポイントが少し異なっていたりもします。
そこで今回は、複数のプロサーファーたちに共通する部分をまとめて、初心者さんがつまずきやすいポイントを1173life独自の目線から絞って紹介します。
ショートボードでの「グラグラする板を安定させるテイクオフ」がテーマですが、他のボードでも考え方は共通しています。
では早速いってみよう!
パドルポジション|グラグラの半分はここで決まる

テイクオフを前提としたパドルで特に注意すべきポイントは、パドルポジションです。
つまり寝そべった際の左右のバランスと前後のバランスになります。
グラグラする板の上でのテイクオフは、テイクオフを遅らせ、テイクオフ後のライディングを不安定にさせます。
テイクオフを疎かにしてしまうと、その後の上達に支障をきたします。
逆に言えば、安定したテイクオフはライディングを安定させ、その後の上達を手助けしてくれるということです。
左右のバランス|体の軸とストリンガーを一致させる
まずは、ボードに寝そべった際の左右のバランスを整えるパドルのポジションです。
皆さんはボードに寝そべった際にフラフラせずに静止していられますか?
寝そべっている時にグラグラと揺れてあたふたしてしまったり、少し波に煽られて沈没してしまったり、パドルのときにバランスを崩して進みたい方向ではない方へ進んでしまう方は、パドルポジションが取れていません。
これは上達の妨げにもなります。
改善方法は、体軸とサーフボードの軸を一致させることです。
おへそから、胸の中心を通って、頭のてっぺんを結んだ体の軸が、サーフボードのストリンガー(板の中心を通る芯の線)と一致していることを常に意識してください。

最初は合っているかよくわからないかもしれません。
しかし意識することを忘れないでください。
常に意識を傾けることで、自然と身体を合わせられるようになってきます。
生徒さんに「まっすぐ寝てるつもりなんですけど…」とよく言われるんですが、大体の場合ストリンガーを一度も見ていないんですよね。板を見ずに感覚だけでまっすぐと思い込んでいることが多いので、最初の数回は実際にストリンガーを見て、自分の体がどれだけズレているか確認するだけでもかなり変わります。
前後のバランス|ノーズは2〜3cm浮かせるのが目安
次に前後のバランスです。
パドルをしているうちに水の中にノーズが刺さっていってしまう人、胸を反っても板が上がってきて胸についてきてしまう人は、前後のバランスが取れていません。
前後のバランスは、パドルの速度の向上や、テイクオフの際に早く波をキャッチすることに役立ちます。
正しいポジションは、「胸を軽く反ってパドルをしている際に、ノーズが水面から2〜3センチ程度浮いている状態」です。
よくサーフィンテクニックの雑誌やYoutubeでは「ボードを水平に保つこと」が勧められています。
今回の表記では「ノーズを浮かせる」ように感じますが、もともとノーズは反っているため、ボードを水平にしている状態で、水面から2〜3センチ程度ノーズが浮いてくる、ということです。
胸を反っている時は水面からノーズが2〜3cm浮いていて、胸をつけるにつれて板が沈んでいく——このノーズの沈み具合を胸の反り具合でコントロールできるようになると一番いいです。
ボードは常に水平の状態を保っているように意識しましょう。


テイクオフ時のアクション|手と足の運び方

ここまでで、パドルポジションを手に入れることができました。
せっかく手に入れた、パドル中は安定している板を、テイクオフの瞬間に揺らしてしまっては最悪です。
しかし実際は、テイクオフの瞬間、プッシュアップをする際に板をグラグラと揺らし、立つタイミングを失ってしまっているサーファーを数多く見てきました。
そんなサーファーはどんな部分で板を揺らしているのか、注意すべきポイントと改善点を紹介していきます。
手のつき方、手をつく位置
まず注意すべきは手のつき方、手をつく位置です。
波に乗るためには手をしっかりとついたプッシュアップが欠かせません。
手のつき方
立つときにレールを掴んでしまう方が多くいます。
レールを掴んでしまうと、手が水の抵抗を不規則に受け、ボードの失速、ボードのグラグラの原因になってしまいます。
がっちりと掴んだ方が安定しそうですが、サーフィンではそれはタブーです。
答えは簡単で、「レールは掴まず、板の上に手のひらを置く」が正解です。
手のつく位置
手のつく位置については、安定したパドルポジションを覚えた方は簡単に対応できるはずです。
位置の目安としては、安定したパドルポジションで胸の真下あたりを、「スーッと押すように、身体を起こしながらプッシュ」するのがポイントです。
手の位置についてさらに詳しく知りたい方はテイクオフにおける手の位置で解説しています。
足の置き方、足のつく位置
次にテイクオフに欠かせない動作がスタンドアップです。
板に立ててこそ、テイクオフの完成です。
足の置き方、足のつく位置を後ろ足、前足に分けて紹介します。
とくに気にしなくても問題ありませんが、足を置く順番は後ろ→前が安定しやすく、基本的にはほぼ同時の動作になります。
後ろ足
テイクオフ失敗の原因として多いのが後ろ足です。
後ろ足のつき方、運び方によっては、ボードが失速してしまったり、バランスを崩す原因になります。
このポイントをしっかり抑えれば、前足は簡単に運べます。
後ろ足の位置は、デッキパッドの少し前から、デッキパッドに触れるくらいの位置に優しく引きつけます。
この際に、足を踏ん張ったり重心をかけてはいけません。
後ろ足に体重をかけすぎてしまうと、ボードの後ろがグッと沈み込み、失速の原因になります。
体重をかけるのは両足がそろったタイミングです。
前足
先程のプッシュアップで作った胸の下の空間に、前足を膝蹴りの要領で入れ込みます。
位置としては手と手の間の少し後ろあたりです。
足をしっかりと胸に引きつけるように持ってくることを意識してください。
手と手の間に足を持ってくる時に、パッと飛んでしまう人がいますが、実はこれ非常に良くないです。
飛んでしまうと、足をつくときの衝撃で板は必ず揺れます。
その揺れが原因でボードのバランスを崩すことになります。
とくに意識すべきは「優しく引きつける」こと。
手と手の間にスライドするように優しく引き寄せて、スッと立ちます。
両方の足をしっかりと引きつけることで、サーフボードの重心を足と足の間に持ってくることができます。
前足を「飛ばして」入れる人、本当に多いんです。焦る気持ちは分かるんですが、飛んで着地する衝撃の方が、ゆっくり引きつけるより結果的に時間がかかっていることも多いんですよね。急がば回れというか、優しく引きつける方が実は速いというのは、体感してもらわないと信じてもらえないポイントです。
海に入る前にできる練習法

海に着く前、あるいは海に入れない日でも、この3つのポイントは陸上で練習できます。
- パドルポジションの確認:床やヨガマットの上にうつ伏せになり、体の中心線を意識しながら数分キープする
- プッシュアップの反復:レールを掴まず、手のひらを床について身体を起こす動作を繰り返す
- 足の引きつけ練習:後ろ足→前足の順で、飛ばずに引きつける動作をゆっくり繰り返す
いきなり海で全部を意識するのは難しいので、陸上で1つずつ動作を分解して練習しておくと、海では「思い出す」だけで済むようになります。
サーフスケートを使ったトレーニングと組み合わせたい方はサーフィントレーニング完全ガイドもあわせてチェックしてみてください。
テイクオフでよくある質問
レールを掴まないと不安なのですが、慣れる方法はありますか?
最初は不安に感じて当然です。
まずは陸上やベランダでボードに寝そべり、レールを掴まずに手のひらを板の上に置いた状態でプッシュアップの動作だけを繰り返し練習してみてください。
動作を体に覚えさせてから海で試すと、不安が少なくなります。
パドルポジションが合っているかどうか、自分で確認する方法はありますか?
一番簡単なのは、パドル中に一度だけ首を下げてストリンガー(板の中心の線)と自分の体の中心が一致しているか目視で確認することです。
何度か繰り返すうちに、見なくても体の軸のズレが分かるようになってきます。
ノーズが浮きすぎたり沈みすぎたりします。どう直せばいいですか?
ノーズが沈みすぎる場合は前に体重が寄りすぎているサインなので、胸を少し反らせて調整してください。
逆にノーズが浮きすぎる(水面から大きく離れる)場合は反りすぎのサインです。
目安は2〜3cm浮いている状態なので、自分の胸の反り具合を少しずつ調整しながら感覚をつかんでいきましょう。
後ろ足と前足、どちらを先に練習した方がいいですか?
この記事で紹介した後ろ足の置き方を先に固めることをおすすめします。
後ろ足が安定していないと、前足を正しい位置に運んでも板全体がグラつきやすいためです。
後ろ足の感覚がつかめてから前足の動きを合わせていくと、スムーズに上達しやすくなります。
ショートボード以外のボードでも同じ考え方で大丈夫ですか?
はい。
パドルポジション・手のつき方・足の運びという3つの原則は、ロングボードやミッドレングスでも共通しています。
ボードが変わっても、まずはこの3点を意識してみてください。
より基礎的な内容から確認したい場合はテイクオフの虎の巻、掘れた波でのテイクオフに特化した内容はポップアップテイクオフの身体の使い方も参考にしてください。
最後はやはり実践です。
サーフィンはtry & errorがとても重要なスポーツです。
一番テイクオフしやすいタイミング、ポジションを身体で覚えていってください。
今回の説明で分かりづらい部分やもっと詳しく解説して欲しい点がありましたら、お問い合わせフォームからご連絡ください。
それでは1173を!
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