
みなさんこんにちは!1173lifeです!
早い波や掘れた波に出くわしたとき、テイクオフしようと思った頃にはもう波から叩き落とされてパーリング……そんな苦い経験はありませんか?
結論から言うと、掘れた波でのテイクオフが決まらない原因のほとんどは「足の運び」と「重心の位置」にあります。
目線・足の運び・押し込みのタイミング・重心(膝で抑える)という4つの体の使い方さえ押さえれば、ダンパー波でも一発でテイクオフを決められるようになります。
この技を「ポップアップテイクオフ」と呼びます。テイクオフの工程を最小限に抑えつつ、一瞬で波に乗ってしまう技です。
ただし、闇雲に飛び起きるように立ち上がるだけではうまくいきません。原理を理解せずにプロの動画を真似するだけでは、逆に上達を妨げてしまうこともあります。
この記事では、ポップアップテイクオフの使いどころから、足の運び方・重心の置き方・自宅でできる練習法まで、体の使い方を余すことなく解説します。
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どの場面で使うの?:掘れた波やブレイクの早いダンパー波です

ポップアップテイクオフとは、早い波や掘れてくる波に対して、ジャンプするように一瞬でテイクオフの動作を行うことです。
普段の腰腹サイズで、ゆったり崩れるような波では、飛び上がるようなテイクオフは不要です。あくまで「良い波ばかり選べない日」の武器として使う技だと考えてください。
ダンパー波でしか入れない日でも、テイクオフと同時に波に置いていかれるのではなく、一発当て込めるサーファーを目指してみませんか。
テイクオフの体の使い方:5つのコツと原理

「なぜこの動きが必要なのか」という原理は、実はシンプルです。掘れた波はテールを一気に巻き上げる力が強く、その力に振り回されずに推進力へ変換できるかどうかが、パーリングするか波に乗れるかの分かれ目になります。
その原理を体で再現するための動きが、次の5つです。
- 目線を進行方向に向ける
- 後ろ足でテールを押さえて重心を安定させる
- プッシュアップ(手で板を押し込む)で板を安定させる
- 前足をみぞおち付近へ素早く移動させる(足の運び)
- 中腰をキープし、膝で重心を抑える
この5つを意識するだけで、体の使い方とフォームが安定します。それでは1つずつ解説していきます。
①目線を進行方向に向ける

どんなテイクオフでも、目線は必ず進行方向に向けてください。波が気になる気持ちは分かりますが、後ろを見すぎるなど目線と進行方向が食い違うと、パドルの速度が急激に落ちます。
とくに崩れるのが早い波は、岸ではなく横(進行方向の波の面)を見てください。ボードも目線に合わせて少し横に向けると、周辺視野で波の位置も確認できます。目線はなるべく水平方向を意識し、ボトムを見過ぎるとパーリングの可能性がぐっと増えるので注意してください。
②後ろ足でテールを押さえて重心を安定させる

掘れる波でパーリングが起きやすい理由は、サーフボードのテールがすごい勢いで巻き上げられるからです。パドリング中から後ろ足側(テール)をしっかり押さえておくことで、テールを巻き上げる波の力を推進力に変えることができ、普段より早い走り出しにつながります。
- 無理にテールを沈めすぎない
- サーフボードが常に水平を保てるように意識する
- 後ろ足の重心が抜けないよう、パドルの最後まで押さえ続ける
あまり意識しすぎると、ノーズが浮き上がったり沈んだりを繰り返しちゃうかも!
まずは「後ろ足でテールを押さえる」ことだけでも意識してみて!
③プッシュアップで板を押し込み、安定させる
次に、プッシュアップ(手で板を押し込む動作)をしっかり行い、前足を入れるスペースを確保してください。
押し込みが小さいと前足を入れ込めず、テイクオフが遅れたり、一発でスタンスポジションへ足を持っていけなくなります。
- レールをがっちり掴まない
- 力を入れすぎない(押し込みは瞬間的でOK)
- 手をつく位置は胸の横あたり
これらを意識することで、板のグラつきを防げます。テイクオフの瞬間は、意識していたことがすべて抜け落ちてしまう人が多いので、「①目線」「②後ろ足でテールを押さえる」は特に忘れないようにしてください。
④前足の運び方:みぞおち付近へ素早く移動(足の位置)

プッシュアップで板が安定して走り出した瞬間にジャンプしてしまうと、せっかく作ったバランスが台無しになり、パーリングしてしまいます。
実は、飛んでいるように見えるポップアップテイクオフも、後ろ足・前足の順にスライドして足を運んでいるだけなのです。
プッシュアップで作った胸の下のスペース、みぞおちがあった部分に前足をすばやく滑り込ませるように運んでください。前足の位置が定まれば、あとは重心を後ろ足から前足へ滑らかに移すだけです。非常に難しい技術なので、陸トレでしっかり反復しましょう。
⑤中腰をキープし、膝で重心を抑える

テイクオフできたからと安心して膝・腰を伸ばしてしまうと、掘れる波のスピード感に重心がついていけず、そのまま倒れてしまいます。中腰の状態をキープし、膝を軽く曲げて重心を低く抑えながら、まずは波のフェイスをしっかり走りましょう。スピード感に体が慣れてきたら、ゆっくりと全身を使ってボードをコントロールします。
よくある間違いが「しゃがみすぎ」!
お尻を落としすぎると、重心が後ろに偏ってライディングを失敗しちゃうから注意してね!
他のテイクオフの悩みは?場面別に読み分ける
この記事は「掘れた波でのポップアップテイクオフ=体の使い方」に特化した内容です。ほかにもテイクオフの悩みは細分化できるので、状況に合わせて読み分けてください。
- 前足だけがうまく出ない → テイクオフで前足が出ない原因と解決策
- 手の位置に自信がない → テイクオフにおける手の位置を徹底解説
- 目線の使い方をもっと深掘りしたい → テイクオフは目線で変わる
- そもそも初心者でテイクオフの基礎からおさらいしたい → テイクオフの虎の巻
- ショートボードでのコツを知りたい → ショートボードのテイクオフの基礎とコツ
自宅でできるテイクオフ練習法
ポップアップテイクオフは一瞬の動作なので、海の中で考えながらやっても間に合いません。動きを体に覚え込ませる「陸トレ」が上達の近道です。
- 床でのポップアップ反復:うつ伏せから①目線→②後ろ足でテールを押さえるイメージ→③プッシュアップ→④前足をみぞおちへ運ぶ→⑤中腰キープ、の順で100回単位で繰り返す
- タオル1枚でOK:ヨガマットやタオルの上でも十分。板の上で滑る感覚だけは海で確認する
- 鏡の前で重心チェック:中腰の姿勢が取れているか、膝が入っているかを鏡でセルフチェック
- バランスボードの活用:重心を膝で抑える感覚を鍛えるのに効果的
ポイントは「ゆっくり行う」のではなく「落ち着いて速やかに」行うこと。焦って雑になるくらいなら、最初はスローモーションでフォームを固めてから徐々にスピードを上げていきましょう。
テイクオフの体の使い方に関するよくある質問
足の運びが遅れてしまいます。コツはありますか?
足の運びが遅れる原因の多くは、プッシュアップ(押し込み)が小さく前足のスペースが確保できていないことです。まずは③のプッシュアップを大きく取ることを意識し、前足を「みぞおちがあった場所」へ滑り込ませる感覚を陸トレで繰り返してください。ジャンプして足を運ぼうとすると逆に遅くなるので、あくまで「スライド」で運ぶのがコツです。
後ろ足はどこに置けばいいですか?
後ろ足はテールの真上、板が水平を保てる位置に置くのが基本です。パドリングの終盤からテールを押さえておくことで、波の力を推進力に変換できます。板によってテールの形状が違うので、自分のボードでテールが一番安定する位置を陸で確認しておくとスムーズです。
テイクオフで重心はどこに置けばいいですか?
立ち上がった直後は、重心をやや低く・中央に置くのが安全です。膝を軽く曲げて中腰をキープし、重心を膝で抑えるイメージを持つと安定します。膝や腰を早く伸ばしてしまうと、掘れた波のスピードに重心がついていけず後ろに転んでしまうので注意してください。
なぜこの動きが「原理」として重要なのですか?
掘れた波はテールを一気に巻き上げる力が強く、その力にただ流されると板のコントロールを失いパーリングします。後ろ足でテールを押さえて力を推進力に変え、前足をすばやく運んでスタンスを完成させ、中腰で重心を低く保つ——この一連の動きが、波の力を「乗りこなす力」に変換する原理です。原理を理解せずに見た目だけ真似すると、力の向きが噛み合わず逆にバランスを崩しやすくなります。
膝で抑えるとは、具体的にどういう動きですか?
「膝で抑える」とは、膝を軽く曲げたまま伸ばしきらず、衝撃や加速をクッションのように吸収する動きのことです。膝が伸びきっていると、波のスピード変化がそのまま上半身に伝わって倒れやすくなります。逆に膝を曲げすぎて腰まで落としてしまう(しゃがみすぎ)のも、重心が後ろに偏るのでNGです。「軽く曲げたまま固定する」感覚を陸トレで覚えましょう。
テイクオフの練習は家でもできますか?
はい、できます。むしろポップアップテイクオフのような一瞬の動作は、海で考えながら覚えるより、家で体に染み込ませてから海に持っていく方が上達が早いです。床やヨガマットの上で①〜⑤の流れを反復し、鏡でフォームを確認するだけでも十分効果があります。詳しい練習メニューは「自宅でできるテイクオフ練習法」の章を参考にしてください。
5つのポイントをしっかり意識して、掘れる波・早い波をぜひ攻略してください!掘れる波がもたらしてくれる、いつも以上のスピード感がさらなるサーフィンの楽しみへと誘い、今以上にサーフィンの沼にはまっていくはずです。
陸トレもうまく活用しながら実践してみてください!それでは1173を!
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