
みなさんこんにちは1173lifeです!最近instagramの方で、
『チャネルアイランドアルメリックのM23って実際どうなの?』
『自分に合ったモデルか知りたいけど、情報が少なくてよくわからない…』
そんなお声をいただきました。
数々の名作ボードを生み出してきたチャネルアイランズサーフボード
(アルメリック)から登場した「M23」は、
そのデザインとパフォーマンスで注目を集めています。
しかし、本当にその評判通りの実力なのでしょうか?
この記事では、アルメリックM23の全貌を徹底的にレビューします。
基本的なスペックから、気になる乗り心地、最適なフィンセッティング、
さらにはどんなサーファーに向いているのかまで、あらゆる角度から深掘りしていきます。
この記事を読めば、あなたがM23を選ぶべきかどうかの明確な答えが見つかるはずです。さあ、最新モデルM23の魅力を一緒に探っていきましょう!
アルメリック M23 レビュー:基本スペックと特徴を徹底解説
アルメリックM23が多くのサーファーから注目されるのには理由があります。
その洗練されたデザインの裏には、計算し尽くされたテクノロジーと、
あらゆるコンディションでサーファーのパフォーマンスを引き出すための工夫が凝らされています。
M23を理解する上で欠かせない基本的なスペック、モデルのコンセプト、そして注目のカーボンテクノロジーや価格帯について、
初心者さんにも分かりやすく、徹底的に調べ上げた内容を解説していきます。
- アルメリック M23 のモデル概要とコンセプト
- M23 サイズ展開と選び方のポイント
- M23 カーボン(スパインテック等)のテクノロジーと乗り味への影響
- M23 価格帯と購入方法について
アルメリック M23 のモデル概要とコンセプト

アルメリックM23は、現代のサーフィンにおいて求められる多様な要素を高次元で融合させた、革新的なパフォーマンスショートボードです。このモデルの根底にあるのは、幅広いレベルのサーファーが、様々な波のコンディションで最高のパフォーマンスを発揮できるようにするという明確なコンセプトです。
開発においては、チームライダーからのフィードバックと、シェイパーであるブリット・メリックの長年の経験と知識が注ぎ込まれています。特に、近年のトレンドであるスピード性能とマニューバビリティ(操作性)の両立に重点が置かれました。
その結果、M23は力のない小波からサイズのある掘れた波まで、一本で対応できるほどの汎用性を備えるに至りました。ボード全体のボリューム配分が巧みで、パドリングのしやすさやテイクオフの速さを確保しつつも、ターン時には軽快な動きを可能にするデザインが特徴です。初心者から中級者がステップアップするための一本としても、また上級者が日々のサーフィンを楽しむための信頼できるパートナーとしても、その真価を発揮するでしょう。
M23 サイズ展開と選び方のポイント
Dimensions | Volumes | ||
Length | Width | Thickness | Liters |
6’6 | 20 1/2 | 2 11/16 | 39.3L |
6’8 | 20 3/4 | 2 3/4 | 41.8L |
6’10 | 21 | 2 3/4 | 43.3L |
7’0 | 21 1/4 | 2 7/8 | 47.6L |
7’2 | 21 1/2 | 2 7/8 | 48.7L |
7’4 | 21 3/4 | 2 7/8 | 50.4L |
7’6 | 22 | 3 | 54.4L |
7’8 | 22 1/4 | 3 | 56.2L |
7’10 | 22 1/2 | 3 | 58.1L |
8’0 | 22 3/4 | 3 1/8 | 62.5L |
アルメリックM23のポテンシャルを最大限に引き出すためには、自分に合ったサイズを選ぶことが非常に重要です。M23は、幅広いサーファーのレベルや体重、そして好みの乗り味に対応できるよう、多彩なサイズラインナップが用意されています。
適切なサイズを選ぶことは、パドリングの安定性、テイクオフの速さ、そしてライディング中のコントロール性に直結します。一般的に、初心者の方やパドル力に自信のない方は、少しボリューム(リッター値)のあるサイズを選ぶことで、より楽に波をキャッチし、安定したライディングを楽しむことができます。一方、中級者以上の方で、よりクイックなターンやアグレッシブなマニューバーを求める場合は、ジャストサイズか少しボリュームを抑えたサイズを選ぶと良いでしょう。
以下に代表的なサイズを表で示しますが、これはあくまで目安です。ご自身の体重、サーフィンレベル、よくサーフィンする波のコンディション、そしてどのようなサーフィンをしたいかを総合的に考慮し、可能であれば専門のサーフショップでアドバイスを受けることをお勧めします。

ポイント:
- ボリューム(リッター値)の確認: 体重だけでなく、サーフィンレベルやパドル力を考慮して選びましょう。
- 長さ、幅、厚さのバランス: これらの要素が組み合わさってボードの特性が決まります。ボリュームだけでなく、アウトラインやロッカーとの関連性も重要です。
- 試乗や相談: 可能であれば試乗ボードに乗ってみたり、信頼できるショップのスタッフに相談したりするのが最も確実です。
自分に最適な一本を見つけることで、M23はあなたのサーフィンライフをより豊かなものにしてくれるでしょう。
M23 カーボン(スパインテック等)のテクノロジーと乗り味への影響

アルメリックM23には、従来のPU(ポリウレタン)素材のボードに加え、革新的なカーボンテクノロジーを採用したモデルもラインナップされています。特に注目されるのが「Spine-Tek(スパインテック)」や「EPS/EPOXY」構造と組み合わせたカーボンストリンガーなどです。これらの技術は、ボードの性能を飛躍的に向上させ、従来のサーフボードとは異なる乗り味を提供します。
カーボンテクノロジーの最大のメリットは、軽量でありながら高い強度と優れた反発性を実現できる点です。例えばSpine-Tekは、ボードのデッキ面またはボトム面、あるいは両方に精密に配置されたカーボンストリップ(帯状のカーボン)を使用します。これにより、ボードがターンなどでしなった際に、そのエネルギーを効率的に反発力へと変換し、爆発的な加速感や伸びのあるターンを生み出します。
具体的には、以下のような乗り味への影響があります。
- レスポンスの向上:
足からの入力に対してボードが素早く反応し、よりダイレクトな操作感。 - ドライブ性能の強化:
ターン時にタメが効き、そこからの加速がスムーズに、特にパワーのない波でもスピードを維持しやすくなります。 - フレックスパターンの最適化:
ボード全体のしなりとねじれをコントロールし、ターン後半の伸びやリエントリー時の安定性を高めます。 - 軽量化と高強度:
ボードが軽くなることで取り回しが楽になり、同時にカーボンの補強によって耐久性も向上します。
一方で、カーボン特有の硬さや反発の強さが、乗り手の好みや波のコンディションによっては合わない場合もあります。
例えば、非常にチョッピーな(荒れた)面では、振動を拾いやすいと感じるサーファーもいるかもしれません。
PU素材のボードが持つしなやかで馴染みやすい乗り味を好むサーファーにとっては、カーボンボードの反応の速さが少し過敏に感じられることもあります。

M23でどのテクノロジー(PU、Spine-Tek、その他のEPS/EPOXYカーボンなど)を選ぶかは、
個人の好み、サーフィンスタイル、そしてよく乗る波の質によって検討すべき重要なポイントです。
それぞれの特性を理解し、自分にとって最適な選択をすることが、M23の性能を最大限に活かす鍵となるでしょう。
M23 価格帯と購入方法について
アルメリックM23の購入を検討する上で、価格帯と入手方法は重要な情報です。アルメリックのサーフボードは、その品質と性能の高さから、一般的に他のブランドと比較してやや高めの価格設定となっていますが、それに見合う価値があると感じるサーファーが多いのも事実です。
まず価格帯ですが、M23の価格は、採用されているテクノロジー(PU、Spine-Tek、EPS/EPOXYカーボンなど)、サイズ、そして購入するショップや時期によって変動します。
- PU(ポリウレタン)製ボード:
- 一般的に最も標準的な構造で、価格帯も比較的抑えられています。おおよそ11万円~16万円程度が目安となるでしょう。
- Spine-TekやEPS/EPOXYカーボンなどのテクノロジーボード:
- 高度な技術や素材が使用されているため、PU製に比べて価格は上昇します。15万円~20万円以上となることも珍しくありません。
- 中古ボード:
- 新品にこだわらなければ、状態の良い中古品をより手頃な価格で見つけることも可能。7万円~12万円程度で取引されることが多い印象ですが、
人気モデルのため値崩れしにくい傾向があります。
- 新品にこだわらなければ、状態の良い中古品をより手頃な価格で見つけることも可能。7万円~12万円程度で取引されることが多い印象ですが、
購入方法
- 正規取扱店/サーフショップ:
- メリット: 専門知識を持つスタッフから直接アドバイスを受けられる、実物を見て触って選べる、フィンの相談やアフターサービスが期待できる。
- デメリット: オンラインストアに比べて価格が若干高い場合がある、店舗によっては在庫が限られる。
- オンラインストア(国内/海外):
- メリット: 幅広い品揃えから選べる、価格比較がしやすい、自宅まで配送してくれる。
- デメリット: 実物を見れない、サイズ感や状態を直接確認できない、海外からの購入は送料や関税、返品のリスクがある。
- 中古サーフボード取扱店/個人売買:
- メリット: 新品よりも安価に入手できる可能性がある。
- デメリット: ボードの状態を見極める目が必要、保証がない場合が多い、個人売買ではトラブルのリスクも考慮する必要がある。
M23を購入する際は、予算だけでなく、どこでどのようなサポートを受けたいかも考慮して選ぶと良いでしょう。特に初めてアルメリックのボードを購入する場合や、サイズ選びに不安がある場合は、信頼できるサーフショップで相談しながら購入することをおすすめします。経験豊富なスタッフのアドバイスは、最適な一本を見つける上で非常に役立ちます。
アルメリック M23 レビュー:気になる乗り心地とパフォーマンス

アルメリックM23の真価は、やはり実際に海で乗った時のフィーリングにあります。この章では、多くのサーファーが最も知りたいであろうM23の乗り心地と、様々な波のコンディションにおけるパフォーマンスについて、具体的なポイントを交えながらレビューしていきます。最適なフィンセッティングから、小波での実力、そしてテイクオフやターンといった基本性能まで、M23がどのようなサーフィン体験を提供してくれるのかを詳しく見ていきましょう。
- アルメリック M23 のフィンセッティング最適解とは?
- アルメリック M23 は小波でも楽しめる?実力を検証
- M23 のテイクオフ性能と加速性レビュー
アルメリック M23 のフィンセッティング最適解とは?

アルメリックM23のパフォーマンスを最大限に引き出すためには、フィンセッティングが極めて重要です。フィンはサーフボードの舵のような役割を果たし、ターンのキレやドライブ感、安定性を大きく左右します。M23は主にトライフィン(3本フィン)での使用が推奨されていますが、フィンシステム(FCS IIやFutures Finsなど)やフィンのモデル、サイズ、素材によって乗り味は大きく変わります。
「最適解」と一言で言っても、それはサーファーの体重、脚力、サーフィンスタイル、そして波のコンディションによって異なります。しかし、M23の特性を活かすための一般的な指針は存在します。
まず考慮すべきは、M23が持つバランスの良さです。スピード性能とマニューバビリティを高次元で両立させているため、フィンセッティングもそのバランスを崩さないものが基本となります。
- トライフィン: 最もスタンダードでバランスの取れたセッティングです。直進安定性と回転性のバランスが良く、M23のオールラウンドな性能を引き出しやすいです。
- ミディアムサイズのフィン: 一般的に体重65kg~80kg程度の方に適しています。コントロール性とドライブ性のバランスが良い、アルメリック純正のAMテンプレートや、クセのないRake(フィンの傾斜)が少なめのオールラウンドタイプのフィンがマッチしやすいでしょう。
- ラージサイズのフィン: 体重が80kg以上の方や、よりドライブを効かせたターンを好む方、パワーのある波で乗る際に適しています。
- スモールサイズのフィン: 体重が軽い方や、よりルースな(動きやすい)乗り味を好む場合に選択肢となりますが、M23のポテンシャルを考えると、あまり小さすぎるフィンは安定性を損なう可能性があります。
- フィン素材:
- パフォーマンスコア(PC)/パフォーマンスグラス(PG)など: 適度なしなりと反発があり、様々なコンディションに対応しやすい素材です。コントロール性を重視するならこれらの素材が基本となります。
- カーボン配合素材: 軽量で反発が強く、よりクイックなレスポンスや加速感を求める場合に有効です。ただし、硬めのフィーリングになるため、波質や好みによっては合わないこともあります。
具体的なフィンモデルの例(あくまで一例です):
フィンシステム | タイプ | 特徴 | M23との相性 |
---|---|---|---|
FCS II | AM PC Tri Set | アルメリックのシグネチャー。バランスに優れ、オールラウンドに対応。 | M23の基本性能を忠実に引き出す。迷ったらまずはこれ、という選択肢。 |
FCS II | Performer PC | バランスの取れたテンプレート。ドライブ、スピード、レスポンスのバランスが良い。 | スムーズな乗り心地と安定したコントロール性を求める場合に適している。 |
FCS II | Reactor PC | タイトなターン、バーティカルなアクション向け。回転性が高い。 | よりクイックな動き、リップアクションを多用するサーファー向け。M23の回転性を高める。 |
Futures Fins | AM1/AM2 | アルメリックテンプレート。FCS IIのAMと同様、バランスが良い。 | M23との相性は抜群。サイズ(AM1はM、AM2はL相当)を体重に合わせて選ぶ。 |
Futures Fins | John John | JJFシグネチャー。ドライブとコントロール性に優れる。 | パワーサーフィンやサイズのある波でM23の性能を活かしたい場合に良い。 |
ポイント:
- フィンの面積と高さ: これらが大きいほどドライブしやすく、小さいほどルースになります。
- フィンのベース幅: 広いとドライブ性が増し、狭いと回転性が高まります。
- フィンのレイク(後方への傾き): 大きいと大きなアークのターンに適し、小さいと回転性が増します。
最終的には、いくつかのフィンを試してみて、自分のスタイルやその日のコンディションに最もフィットするものを見つけるのが理想です。M23のポテンシャルを信じ、様々なフィンセッティングを試すことで、新たなサーフィンの楽しさを発見できるかもしれません。
アルメリック M23 は小波でも楽しめる?実力を検証

「アルメリック M23 はパフォーマンスボードだから、小波では厳しいのでは?」と考えるサーファーもいるかもしれません。確かにM23はハイパフォーマンスな特性を持っていますが、その設計思想には小波での対応力も十分に考慮されています。
結論から言うと、M23は日本のビーチブレイクでよく見られるような力のない小波や、マッシーな(厚くて割れにくい)波でも十分に楽しむことが可能でした。その理由は、ボードのデザインに隠されています。
- 計算されたボリューム配分: M23は、センター部分に比較的ボリュームを持たせつつ、ノーズとテールエリアは適度に絞られています。このボリューム配分により、パドリング時の安定感と推進力が確保され、小波でもテイクオフがしやすくなっています。また、波のパワーゾーンを捉えやすく、失速しにくいのが特徴です。
- 適度なロッカー: ボード全体の反り具合を示すロッカーは、エントリーロッカー(ノーズ部分の反り)がやや抑えめに設定されていることが多いです。これにより、パドリング時の水の抵抗が減り、テイクオフの滑り出しがスムーズになります。また、波のフェイスを走りやすく、スピードを維持しやすい設計になっています。
- ボトムコンケーブ: シングルコンケーブからダブルコンケーブ、そしてテールエリアのVEEボトムなど、水の流れを効率よくコントロールするボトム形状が採用されています。これにより、小波でも揚力を生み出しやすく、ボードが浮き上がりやすい感覚を得られます。結果として、少ないパワーの波でもスピードをつけやすくなります。
実際にM23を小波で使用した多くのユーザーレビューでも、「思った以上にテイクオフが速い」「タルいセクションでも走ってくれる」「小波でもアクションを入れやすい」といった声が聞かれます。もちろん、極端にフラットな波や、超小波専用ボードと比較すれば限界はありますが、一般的な日本の小波コンディションであれば、M23はそのパフォーマンスの高さを感じさせつつ、十分に楽しませてくれるでしょう。
ただし、小波でM23の性能を最大限に引き出すためには、適切なサイズ選びと、やや大きめのセンターフィンや、より反応の良いフィンを選ぶなどのフィンセッティングの工夫も有効です。また、サーファー自身の技術として、波のパワーゾーンを的確に捉え、効率的なパンピング(アップス&ダウンズ)を行うことも重要になります。M23は、小波でもサーファーのスキルに応じた楽しみ方を提供してくれるポテンシャルを秘めたボードと言えるでしょう。
M23 のテイクオフ性能と加速性レビュー

サーフィンにおいて、テイクオフの速さとその後の加速性は、ライディングの質を大きく左右する重要な要素です。アルメリックM23は、これらの性能においても非常に高い評価を得ています。多くのサーファーがM23を選ぶ理由の一つに、このストレスのないテイクオフと力強い加速感があると言えるでしょう。
まずテイクオフ性能ですが、M23は比較的イージーなパドリングと素早い滑り出しを実現しています。これは、前述したように、ボード中央部に適度なボリュームが確保されており、エントリーロッカー(ノーズ部分の反り)が抑えめにデザインされているためです。これにより、パドル時にボードが安定しやすく、効率的に推進力を得られます。また、波のうねりを捉えた際の滑り出しもスムーズで、特に掘れた波だけでなく、厚めの波やパワーのない波でも比較的楽にテイクオフできると感じるサーファーが多いようです。
次に加速性についてです。テイクオフ後、M23は素早くスピードに乗ることができます。この加速性の高さは、主に以下の要素によるものです。
- 効率的なボトム形状:
シングルコンケーブからダブルコンケーブへと変化するボトムデザインは、水の流れをスムーズに後方へ排出し、
揚力を生み出します。これにより、ボードがリフトしやすく、抵抗が軽減されるため、少ない力でも加速していきます。 - 適度なテールロッカーとテール形状:
テール部分のロッカーと、スカッシュテールやラウンドテールといったテール形状が、
波のパワーを効率よくスピードに変換します。特にターンからの加速や、波のポケットでの加速感は特筆すべきものがあります。 - カーボンテクノロジー(該当モデルの場合):
Spine-Tekなどのカーボンテクノロジーが採用されたモデルでは、ボードの反発性が向上し、踏み込んだ際のレスポンスが格段に良くなります。
この反発が直接的な加速力へと繋がり、特にアクション後のスピードリカバリーや、ネクストセクションへの繋ぎでその効果を実感できます。
実際にM23に乗ると、テイクオフで失速することなくスムーズに波のフェイスを滑り出し、ファーストターンからしっかりとスピードに乗っていく感覚を得られるでしょう。この素早い加速は、次のアクションへの余裕を生み出し、より多彩なマニューバーを可能にします。パワーのないセクションでもスピードを維持しやすく、日本の平均的なコンディションにおいても、M23はそのポテンシャルを発揮しやすいと言えます。テイクオフから加速までの一連の流れがスムーズであることは、サーフィンの楽しさを格段に向上させてくれる要素であり、M23が多くのサーファーに支持される理由の一つです。
アルメリック M23 :他のボードとの比較と購入検討のポイント
アルメリックM23の魅力は多岐にわたりますが、実際に購入を検討する際には、他のモデルとの比較や、自分にとって本当に最適な選択なのかを見極めることが大切。
この章では、M23と似た特性を持つ可能性のある他のサーフボードとの比較、M23が持つメリットとデメリット、そしてどのようなサーファーに特におすすめできるのかを掘り下げていきます。最後に、これまでのレビューを総括し、M23購入に向けた具体的なアドバイスをお伝えします。賢いボード選びで、最高のサーフィンライフを手に入れましょう。
- M23 と似ているボードは?徹底比較
- アルメリック M23 のメリット・デメリットまとめ
- アルメリック M23 はどんなサーファーにおすすめ?
- アルメリック M23 レビュー総括と購入アドバイス
M23 と似ているボードは?徹底比較

アルメリックM23は非常にバランスの取れたオールラウンド・パフォーマンスモデルですが、他のブランドやアルメリックのラインナップの中にも、同様のコンセプトを持つボードや、特定の性能面で近い特性を持つモデルが存在します。M23の購入を検討する際に、これらのモデルと比較することで、より自身のニーズに合った選択ができるかもしれません。
ここでは、M23と比較検討されることのある代表的なモデルをいくつか挙げ、その特徴を比較してみましょう。ただし、これらの比較は一般的な傾向であり、個々のモデルの具体的なディメンションやテクノロジー、そして何よりも個人の感覚によって印象は異なる点にご留意ください。
あ | ブランド | 価格帯 | M23との比較ポイント | 主なターゲット波質 |
---|---|---|---|---|
![]() アルメリック M23 | Channel Islands | ¥123,400 ~ ¥152,700 | バランスの取れたオールラウンド性能。スピード、ドライブ、回転性を高次元で両立。幅広い波質とサーファーレベルに対応。 | 小波~頭半程度、ビーチブレイク、リーフブレイク パワーのある波で本領発揮 |
![]() アルメリック CI MID | Channel Islands | ¥159,900 ~ ¥195,600 | クルージング寄りだけど縦方向のターン性能もあるモダンミッド | 小波~胸肩、ビーチブレイク フェイスがきれいな波にベスト |
![]() nanazero HB01 | nanazero | ¥94,800 | M23と似たオールラウンド性能を持つ。ボリューム感はHB01の方があるが、EPSボードの回転性とスピードの維持が簡単なモデル | 小波〜肩以下のゆるめ〜メローな波に最適。 初心者さんから中級者さん向け |
![]() nanazero MID02 | nanazero | シングル+サイドフィン版は¥96,800(EPS)、 WOOD SKINやツインピン仕様は¥103,800~ | 軽量構造&丸みのあるシェイプでリラックスライド向け。 | 小波~胸肩、ファンウェーブ 初心者さんから中級者さん向け |
比較のポイント:
- ターゲットコンディション: 自分がよくサーフィンする波のサイズや質と、各モデルが得意とする波が合致しているか。
- パフォーマンスの方向性: スピード重視か、回転性重視か、あるいはバランスか。
- 価格帯(ユーザーフレンドリーさ): 購入のしやすさ、在庫の状況
- サーファーレベル: 各モデルが推奨するサーファーのスキルレベル。
M23はこれらのモデルと比較しても、その対応力の広さとバランスの良さで際立っています。
もし初心者さんから中級者さんで、ミッドを探しているならnanazeroの選択肢もありです。
より小波に特化したい、あるいは似た乗り味で、より手の届くものを求めるならよい選択肢でしょう。
最終的には、自分の好みや目指すサーフィンスタイルに合わせて、じっくりと比較検討することが重要です。
アルメリック M23 のメリット・デメリットまとめ
アルメリックM23は多くの魅力を持つサーフボードですが、どんな製品にもメリットとデメリットが存在します。購入を検討する際には、これらの点を客観的に把握しておくことが、後悔のない選択をするために非常に重要です。
アルメリック M23 のメリット
- 卓越したオールラウンド性能:
- 最大のメリットは、小波からある程度のサイズの波まで、ビーチブレイクからリーフブレイクまで、
幅広いコンディションに対応できる汎用性の高さです。一本で様々な波を楽しみたいサーファーにとって理想的です。
- 最大のメリットは、小波からある程度のサイズの波まで、ビーチブレイクからリーフブレイクまで、
- 優れたスピード性能と加速性:
- 効率的なボトムデザインとロッカーにより、テイクオフが速く、ライディング中もスピードを維持しやすいです。
これにより、アクションへの移行がスムーズになり、技の成功率も上がります。
- 効率的なボトムデザインとロッカーにより、テイクオフが速く、ライディング中もスピードを維持しやすいです。
- 高い操作性と回転性:
- バランスの取れたアウトラインとテールデザインにより、クイックなターンやレールワークが容易です。
サーファーの意思に素直に反応し、思い通りのラインを描けます。
- バランスの取れたアウトラインとテールデザインにより、クイックなターンやレールワークが容易です。
- 幅広いサーファーレベルに対応:
- 初心者から中級者がステップアップするための一本としても、
上級者がコンディションを選ばずに楽しむためのデイリードライバーとしても機能します。スキルレベルに応じて異なる楽しみ方ができます。
- 初心者から中級者がステップアップするための一本としても、
- 高品質とブランドの信頼性:
- チャネルアイランズ(アルメリック)は、世界トップクラスのシェイパーとライダーによって開発されたボードを提供しており、
その品質と性能は高く評価されています。所有する満足感も得られるでしょう。
- チャネルアイランズ(アルメリック)は、世界トップクラスのシェイパーとライダーによって開発されたボードを提供しており、
- 多様なテクノロジーの選択肢:
- 従来のPUに加え、Spine-Tekなどのカーボンテクノロジー搭載モデルも選択でき、より自分の好みに合った乗り味を追求できます。
アルメリック M23 のデメリット
- 価格が比較的高め:
- 高品質な素材とブランド力から、他の一般的なサーフボードと比較して価格帯が高めに設定されています。
初期投資としては勇気が必要かもしれません。
- 高品質な素材とブランド力から、他の一般的なサーフボードと比較して価格帯が高めに設定されています。
- パフォーマンス志向が強い場合がある:
- オールラウンドとはいえ、基本的にはパフォーマンスミッドボードのカテゴリーに属します。
完全に初心者向けのもっと浮力のあるファンボードなどと比較すると、安定性やパドルの容易さでは劣る場合があります。
- オールラウンドとはいえ、基本的にはパフォーマンスミッドボードのカテゴリーに属します。
- カーボンモデルの硬さ(好みが分かれる):
- Spine-Tekなどのカーボンテクノロジー採用モデルは、その反発の強さや硬さが、
乗り手の好みや特定の波質(チョッピーな面など)ではネガティブに感じられる可能性があります。
- Spine-Tekなどのカーボンテクノロジー採用モデルは、その反発の強さや硬さが、
- 真価を発揮するにはある程度のスキルが必要な場合も:
- M23のポテンシャルを最大限に引き出すためには、ある程度の基本的なサーフィンスキル
(パドリング、テイクオフ、基本的なターン)が求められます。全くの初心者がいきなり乗ると難しく感じるかもしれません。
- M23のポテンシャルを最大限に引き出すためには、ある程度の基本的なサーフィンスキル
- 人気モデルゆえの入手難易度:
- 人気が高いため、希望のサイズやテクノロジーのモデルが品薄だったり、入荷待ちになったりする場合があります。
これらのメリット・デメリットを総合的に考慮し、ご自身の予算、サーフィンレベル、よく乗る波のコンディション、そしてM23に何を求めるかを明確にすることが大切です。デメリットを理解した上で、それを上回るメリットを感じられるのであれば、M23はきっとあなたのサーフィンライフを豊かにしてくれるはずです。
アルメリック M23 はどんなサーファーにおすすめ?
アルメリックM23は、そのバランスの取れた性能から非常に幅広い層のサーファーに適応するポテンシャルを持っていますが、
特に以下のようなサーファーに強くおすすめできます。
- ステップアップを目指す中級者:
- パドリングやテイクオフが安定し、基本的なターンができるようになってきたサーファーが、次のレベルへステップアップするための一本として最適です。
M23の素直な操作性と適度なパフォーマンス性は、より高度なテクニックの習得をサポートしてくれます。
ミッドレングスでショートボードのようなアクションを求める方にも良い選択肢となるでしょう。
- パドリングやテイクオフが安定し、基本的なターンができるようになってきたサーファーが、次のレベルへステップアップするための一本として最適です。
- パフォーマンスと乗りやすさのバランスを求めるサーファー:
- 過激すぎるパフォーマンスボードは扱いにくいけれど、もっとアクションを入れたり、スピード感のあるサーフィンを楽しみたい、という欲張りなニーズを持つサーファーにおすすめです。M23は、高いパフォーマンス性能を持ちながらも、比較的ユーザーフレンドリーな乗り味を提供してくれます。
- アルメリックの質の高いシェイプを体験したいサーファー:
- 世界トップブランドであるチャネルアイランズ(アルメリック)のサーフボードに初めて乗る方や、その計算され尽くしたシェイプデザイン、高品質な乗り味を体験したい方にもM23は適しています。ブランドを代表するオールラウンダーとして、アルメリックの哲学を感じることができるでしょう。
- コンテストシーンを目指す若手サーファーの練習用ボードとして:
- コンテストで求められるような多様なマニューバーや、様々なコンディションへの対応力を養うための練習用ボードとしても優れています。
クセが少なく、基本的な動きを忠実に再現してくれるため、スキルアップに適しています。
- コンテストで求められるような多様なマニューバーや、様々なコンディションへの対応力を養うための練習用ボードとしても優れています。
逆におすすめしづらいケースとしては:
- サーフィン初心者の方:
- まずはもっと浮力があり安定性の高いファンボードやソフトボードで、
基本的なパドリング、波待ち、テイクオフを確実に身につけることを優先した方が良いでしょう。
- まずはもっと浮力があり安定性の高いファンボードやソフトボードで、
- 小波専用ボードを求める方:
- M23も小波に対応できますが、本当に膝モモ以下の超小波で最大限楽しむためには、nanazeroのミッドや、
フィッシュボードやミニシモンズのような特殊なデザインのボードの方が適している場合があります。
- M23も小波に対応できますが、本当に膝モモ以下の超小波で最大限楽しむためには、nanazeroのミッドや、
- ビッグウェーブ専用ボードを求める方:
頭半を超えるような本格的なビッグウェーブには、より長さとボリュームがあり、
ホールド性能に特化したガンやセミガンと呼ばれるボードが必要です。
ご自身のサーフィンスタイルやレベル、そしてM23に何を期待するのかを照らし合わせて、最適な選択をしてください。
もちろんM23は多くのサーファーにとって、サーフィンの楽しさを再発見させてくれる素晴らしいパートナーとなる可能性を秘めています。
アルメリック M23 まとめ
さて、これまでアルメリックM23の基本スペック、乗り心地、パフォーマンス、そして比較や対象サーファーについて詳しくレビューしてきました。
ここで、M23の全体像を改めてまとめ、購入を検討されている方へ具体的なアドバイスをさせていただきます。
アルメリックM23は、一言で言えば「非常にバランスの取れた高性能オールラウンドサーフボード」です。
その最大の魅力は、日本のビーチブレイクで遭遇するような日常的な小波から、
ある程度のサイズとパワーのある波まで、幅広いコンディションで高いパフォーマンスを発揮できる汎用性にあります。
テイクオフは比較的イージーで、加速性に優れ、操作性も高く、サーファーの意図に素直に反応してくれます。
チャネルアイランズの長年にわたる経験と、トップシェイパーであるブリット・メリックの革新的なデザインが融合し、
初中級者さんのステップアップを助け、上級者には信頼できるデイリードライバーとして機能する、
まさに現代のサーフィンシーンを象徴するようなモデルと言えるでしょう。
特に、Spine-Tekなどのカーボンテクノロジーを選択すれば、さらにキレのあるライディングフィールを追求することも可能です。
アルメリックM23は、決して安い買い物ではありません。
しかし、その投資に見合うだけの素晴らしいサーフィン体験と、スキルアップの喜びを提供してくれるポテンシャルを秘めています。
この記事が、あなたのM23選びの一助となり、最高のサーフィンライフを送るためのお手伝いができれば幸いです。
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