みなさんこんにちは!1173lifeです!
「WSLのCTにクラウド9が追加された」というニュースを見て、「クラウド9ってどこ?」「なんで今フィリピンなの?」と気になった方もいるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、2026年10月31日〜11月10日、フィリピン・シャルガオ島の「クラウド9」でWSLチャンピオンシップツアー(CT)の大会が開催されることが正式発表されました。QS 6,000インターナショナルからCT大会への格上げという、なかなか珍しい経緯での追加です。
この記事では、なぜ今クラウド9が追加されたのか、クラウド9がどんな波として知られているのか、実際にアクセスする方法まで、1173lifeが解説します。
それでは、詳しく見ていきましょう。
なぜ今、クラウド9がCTに追加されたのか
結論から言うと、中東情勢の影響でもともと予定されていた大会の開催に不確実性が生じたため、代わりの開催地としてクラウド9が選ばれました。
WSLは2026年シーズンのCTで最低12大会を確保する方針でしたが、11月25日〜29日に予定されていたサーフ・アブダビ・プロについて、予定通りの開催が難しい状況になったと報じられています。これを受けて同時期のポルトガル大会の日程が繰り上げられ、空いた枠を埋める形で、フィリピン政府の支援を受けたクラウド9でのイベント開催が決まりました。
もともとクラウド9では「フィリピン・プロ Presented by the Philippine Sports Commission」というQS 6,000インターナショナル(CTの下位カテゴリー)の大会がすでに実施されていました。今回はこの大会がCT開催地へと格上げされる形で決定した、という珍しい経緯です。
QSの大会がCTに格上げされるパターンって、1173lifeが追っている限りではあまり多くないんだよね。それだけ「12大会を確実に確保したい」というWSL側の事情が強かったんだと思う。開催地を選ぶ余裕がない中で、それでもクラウド9のような実力のある波が選ばれたのは納得感があるかな。
2026年CTの全12大会。クラウド9はどこに位置づく大会なのか
結論から言うと、クラウド9はシーズン終盤・ポストシーズンの3大会のうちの1つとして組み込まれました。
プロサーフィン50周年を迎える2026年シーズンは、9カ国を巡る全12大会で構成されています。レギュラーシーズンはオーストラリア(ベルズビーチ・マーガレット・リバー・スナッパー・ロックス)から始まり、エルサルバドル・ブラジル・南アフリカ・タヒチ・フィジー・アメリカ(カリフォルニア)と転戦したあと、ポストシーズンに入ります。
| 大会 | 開催地 | 時期 |
|---|---|---|
| 第9戦(レギュラーシーズン最終戦) | ローワー・トレッスルズ(アメリカ) | 9月11日〜20日 |
| 第10戦 | ペニシェ(ポルトガル) | 10月16日〜25日 |
| 第11戦 | クラウド9(フィリピン) | 10月31日〜11月10日 |
| 第12戦 | サーフ・アブダビ(アブダビ) | 11月25日〜29日 |
| ファイナル | バンザイ・パイプライン(ハワイ) | 12月8日〜20日 |
この表を見ると分かる通り、クラウド9はポルトガル大会の直後、サーフ・アブダビ・プロの直前という、シーズン終盤の大事な時期に組み込まれています。ポストシーズンはハワイのパイプ・マスターズに向けてランキングが大きく動く時期でもあるため、クラウド9でのパフォーマンスがそのままシーズン最終盤の順位争いに直結する重要な一戦になりそうです。
クラウド9はどんな波?世界的に有名な理由
結論から言うと、クラウド9はコーラルリーフの上を割る、鋭くパワフルなバレル(チューブ)が巻く右のリーフブレイクです。
クラウド9は、フィリピン・ミンダナオ島の北東に位置するシャルガオ島にある、世界的に知られたサーフスポットです。ボトムはコーラルリーフで、ロータイドのときは沖のポイントまでリーフの上を歩いてエントリーすることもあるほど、波の立つ位置とリーフの位置が近い、テクニカルなブレイクとして知られています。
ベストシーズンは6月ごろからサイズが上がり始め、9〜10月にかけて最もサイズアップするとされています。台風によるうねりが最も活発になるのも6〜11月ごろで、季節風がオフショア(沖に向かって吹く風)になりやすいのも5〜10月ごろとされています。今回のCT開催が10月31日〜11月10日に設定されているのは、こうした波のベストシーズンとちょうど重なるタイミングでもあり、大会運営側としても波のコンディションを見込んだ日程設定と考えられます。
チューブが巻きやすいパワフルな波質は、フィリピンを代表するサーフスポットとして長年トップサーファーたちに愛されてきました。今回のCT開催地への格上げは、単なる大会日程の穴埋めというだけでなく、波としての実力がしっかり評価された結果とも言えそうです。
クラウド9は30年近い国際大会の歴史を持つ波
実はクラウド9で国際大会が開催されるのは今回が初めてではありません。1996年から国際大会の開催地として使われてきた実績があり、2014年以降はQS(クオリファイングシリーズ)の定番会場として毎年のように大会が組まれてきました。
今回のCT格上げは、いわば「QS会場としての実績を30年近く積み重ねてきた波が、ついに世界最高峰の舞台に立った」という見方もできます。急に脚光を浴びたわけではなく、コツコツと大会実績を重ねてきた波が正当に評価されたタイミングだったとも言えそうです。
WSLのCTがどんな大会なのか、仕組みから知りたい方はサーフィンのWSLとは?仕組み・日本人選手・視聴方法をやさしく解説もあわせて読んでみてください。
日本からシャルガオ島・クラウド9へのアクセス
結論から言うと、シャルガオ島へはマニラかセブを経由して、国内線で1〜1.5時間ほどのアクセスになります。
日本からの直行便はなく、まずマニラまたはセブ(マクタン国際空港)へ向かい、そこからシャルガオ島のサヤク空港まで乗り継ぐルートが一般的です。セブからは1日に複数便が運航されており、飛行時間は約1時間とされています。サヤク空港からクラウド9のあるジェネラル・ルナ地区までは、車で30〜60分ほどの距離です。
フィリピンは日本からの飛行時間が比較的短く、波質の高いポイントで有名なシャルガオ島は、サーフトリップの目的地としても人気があります。世界最高峰の選手たちが実際に滑る舞台としてクラウド9が注目されることで、今後この波を目指す日本人サーファーが増える可能性もありそうです。
ただし、クラウド9はコーラルリーフの上を割る本格的なリーフブレイクです。ロータイドではリーフが浅くなる場面もあるとされ、初心者さんがいきなり挑戦するには波のパワー・リーフとの距離感ともにハードルが高いポイントだと考えておいた方がよいでしょう。実際に訪れる際は、現地のローカルサーファーやガイドから最新のコンディション情報を確認することをおすすめします。
また、今回の大会は12月のパイプ・マスターズ前に行われるポストシーズン3大会のひとつで、男子24名・女子16名が出場し、ワールドタイトル争いに関わる重要なランキングポイント獲得の機会になります。シーズン終盤の順位争いがどう動くか、注目して見ておきたい大会です。
WSLクラウド9追加についてよくある質問
クラウド9はどこにある波ですか?
フィリピン・ミンダナオ島北東のシャルガオ島にあるリーフブレイクです。コーラルリーフの上を割る、鋭くパワフルなバレルで世界的に知られています。
日本からシャルガオ島へはどう行けばいいですか?
日本からの直行便はなく、マニラまたはセブを経由します。セブからは国内線で約1時間、サヤク空港からクラウド9のあるジェネラル・ルナ地区までは車で30〜60分ほどです。
クラウド9のベストシーズンはいつですか?
6月ごろからサイズが上がり始め、9〜10月が最もサイズアップするとされています。今回のCT開催(10月31日〜11月10日)も、このベストシーズンに合わせたタイミングと考えられます。
初心者さんでもクラウド9でサーフィンできますか?
クラウド9はコーラルリーフの上を割る本格的なリーフブレイクで、波のパワーもあるため、初心者さんがいきなり挑戦するにはハードルが高いポイントです。シャルガオ島には他にも初心者さん向けのポイントがあるとされるので、現地のガイドやスクールに相談するのがおすすめです。
なぜQSの大会がCTに格上げされたのですか?
中東情勢によりサーフ・アブダビ・プロの開催に不確実性が生じ、WSLが方針としていた「最低12大会の確保」が難しくなったためです。もともとクラウド9で開催されていたQS 6,000インターナショナル大会が、代替開催地としてCTへ格上げされました。
クラウド9で国際大会が開催されるのは今回が初めてですか?
いいえ、初めてではありません。クラウド9では1996年から国際大会が開催されており、2014年以降はQS(クオリファイングシリーズ)の定番会場として毎年のように大会が組まれてきました。今回のCT格上げは、その実績が評価された結果とも言えます。